こもこも日和

あと半分、自分らしく歩こう。

のり弁チャレンジ 137

おはようございます。

つこです。

 

少し前から読んでいたミステリを今朝読了しました。

これがもう、すごく面白かった!

 

それは『幻の女』

ウィリアム・アイリッシュ著 黒原敏行訳 早川書房刊)

 

(読み始めた時のブログに「1960年代のもの」と書きましたが

すみません、間違っていて、1942年に出版されたものでした。

古典中の古典のようです。)

 

書き出しの文章がかっこいいと思っていたら、

どうやら、それはそれはもう昔から有名な名句らしく、

私が知らなかっただけでした・・。

 

「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」

 

という一文。

これは稲葉明雄氏の名訳としても知られ、

今回の訳者・黒川氏も、これ以上に良い訳はないということで

稲葉氏ご遺族の了解を得てそのまま使用されたとのこと。

 

内容は、この一文から感じるドキドキを全く裏切りません。

物語の展開にどんどん引き込まれていくのはもちろん、

情景描写や心理描写などの巧さにも感動しました。

 

今から80年近く前に書かれたものなのに

全く古さを感じさせないどころか、

現代のミステリと比べても優れていると思います。

 

などとひとりで興奮していたら、それもそのはず。

 

巻末の解説(池上冬樹氏)によれば、

1990年代から2010年代の数々のミステリ特集のランキングで

第1位、第2位など、

今でも様々な場面でベストテンに入っているとのことです。

 

というわけで、

もしミステリがお好きなら、強くお勧めしたい1冊です。^^

 

さて・・

 

話は全く変わりますが、昨日は面接に行ってきました。

面接は和やかな雰囲気に終始したのですが、

先方がどう感じているかは、当たり前ですが不明です。

「結果は9日(月曜)にご連絡します」とのことでした。

 

今週は応募者との面接が続き、

その中からご縁を見つける、ということのようです。

 

私とのご縁があるのかどうかは全く見えないので、

今日もこれからいつものように求人検索です!!

 

相方弁当はかやくごはん。

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そしておとものカップ麺。

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こちら(下)は朝つくった私の分のおにぎりです。

さあ、これを食べて午後からは求人サイトとにらめっこです。^^

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